徒然SOAS交換留学Diary

2019年8月末〜2020年7月までのSOAS交換留学の内容と、旅行だとか生活だとかを共有する(予定の)ブログです!

いよいよロンドンにもコロナの暗雲が立ち込める…の巻

タイトルの通り、先週からいきなりロンドンもコロナウイルス騒動が大きくなってきた気がする。

いきなりで驚いた。それまでロンドンの人々はマスクもつけないし、パニックを感じる出来事は私の身の回りでは起きていなかったから。

 

 

 

近所のTESCOの売り切れ続出

13日の金曜日に(あ、13日の金曜日だったんだ!って今気づいた。ホラーの日だ。)近所のTESCOに向かったのだけれど、、、

めちゃくちゃ売り切れとる!!!( ゚д゚)

 

まず店内に入って目につくのがパスタの棚なんだけど、、、

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パスタというパスタが全て消えた…

赤い紙には、16日月曜日に入荷されますとの文字。

 

さらに進むと乾物やすぐに食べられるレトルトとかの棚があるけれど…

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米とかスープの粉末とか。。。

いや見事に売り切れております!!!!

瓶詰めのソースとかはまだ残ってるけど、トマト缶も無くなってた…すごく使い勝手いいから困るなあと思いつつ、もしやと思って缶詰売り場へ。

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まだちょっと残ってたけど、こんなに売り切れてるの見たことない

めっちゃ売れとる。。。

 

パンを買いたかったので慌てて売り場に向かったけれど、パンや野菜、肉類は普通に残っていた。保存できるものがめちゃくちゃ売れてるみたいだ。

みんな自宅に引き籠ることになっても大丈夫なように資源を溜め込んでるのだろう。

 

そして極め付けにペーパー類。

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何も残ってね〜〜〜

トイレットペーパー、キッチンペーパー、ティッシュペーパー、、、柔らかい紙製品は全て売り切れている。

何で人ってトイレットペーパーをまず買おうとするんだろう。

16日にまた入荷されるみたい。

 

パニックは伝染する

怖いのは、私もこんなに売れてるのを見たら、「買っといた方がいいのかな…」って思ってしまうこと。

トイレットペーパーはつい最近買い足したばかりだったからもういらないのに、もし残り少なくなっていたら絶対買っていた自信がある。

好きなミュージカル俳優さんが、スーパー開店の最初の数時間をお年寄りとか若者以外を優先させて、必要なものが必要とする人に行き渡るようにしようって言ってたけれど、そういう譲り合いって大切だなって思う。

冷静さを見失わないようにしないと。

 

え、、、帰るんですか。。。

SOASはストライキ明け、来週から授業の予定だったけれど、今日メールで何個かの授業がオンライン開講になるというお知らせが来た。さらに、テストもオンラインになるみたい。

さらに、フラットメイトの一人は寮から実家に帰るし(ウイルス関連で外出できなくなる前に、とのことらしい)、韓国からの留学生の友達は国境閉鎖に備えて来週木曜日帰るらしい。

曰く、韓国の方が状況は悪いかもしれないが、国境が封鎖されるという噂もあるんよとのこと。初耳なんですが???まじかよ。

 

さっき冷静さを見失わないようにとか書いてたけど、、、ちょっとビビる。。。

強制帰国は本当に嫌だし、もしそうなったら今まで買い込んだ大量の日本食材を短期間に食べ切れるのかというまた別の問題も発生する(平和な悩みだけど本当に困る)。

 

イギリスってコロナウイルス対策の方向性ちょっと違うよね…?

って思う。

他の国は国境閉じたり人の集まる集会を禁止したりしているけれど、イギリスはそういった対策がなされてない気がする。

手洗いうがいをしっかりしようとかは言われてるけど。

www.bbc.com

 

これを読む感じ、ウイルスを封じ込めできるフェーズは過ぎてるから、こうなったらみんなウイルス感染を緩やかに続けて免疫つけましょう!って感じだ。

理論は理解できるけれど。

なんかこの考え方、イギリスっぽい?笑

「確かに人道的に少し問題はあるかもだけど合理的に考えてこう!」って決める感じが私の中のイギリス像だ。

 

でも、もしこれで感染者が爆発的に増える→日本の外務省が渡航注意レベルを2に設定する→強制帰国になったら悲しいな…

まあこれのおかげで大好きなミュージカルもまだまだ見れるんですけどね。私先週二回ミュージカル観にいったし、会場も埋まってた。みんな伝染することに恐怖を持ってないんだろうか??

 

私の個人的な予想では、これから2週間くらいでイギリスの感染者は爆発的に増えていって、日本からの渡航制限とかかかってしまうんじゃなかろうか。

果たしてジョンソンさんの決定が吉と出るか凶と出るか。

神のみぞ知る。

 

 

9:00PM 15th March 2020 寮にて

 

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ちなみに、先週いきなり寮のあちこちにアルコール消毒液が設置された。



The Best of West End で昇天した話(後編)

後編にやってまいりました。

これ一人で行ってて感想を語り合える仲間がいないので、自分が書いたレビューを自分で何度も読むことで「わかるわ〜〜」って余韻に浸るおばかさんになっています。

誰か…語らせて…!!!

前編はこちらになるので、こっちを読んでからの方がわかりやすいかも。

 

ocacadiaryinuk2019.hatenablog.com

 

よーし、後半行ってみよう!!

 

 

後編

セットリスト

Mack and Mabel より

 13. Overture

Sweet Charity より

 14. Big Spender

The Phantom Of The Operaより

 15. Music Of The Night

 16. Wishing You Were Somehow Here Again

Aladdinより

 17. Proud Of Your Boy

Frozenより

 18. Let It Go

Hairsprayより

 19. I Know Where I've Been

We Will Rock Youより

 20. I Want It All

 A Star Is Bornより

 21. Shallow

Rentより

 22. Take Me Or Leave Me

Companyより

 23. Being Alive

Les Miserablesより

 24. Bring Him Home

 25. One Day More

Greatest Showmanより

 26. From Now On

 

13. Overture

ミュージカルは大抵前半後半に別れているけれど、休憩が終わっていきなり芝居が始まるわけじゃない。後半が始まる前に、ミュージカルで出てくる歌たちをメドレーとしてオーケストラが演奏して、私たちの精神を俗世間からまた舞台へ引き戻してくれる。この演奏がOvertureだ。

会場が暗くなってから演奏が始まるわけではなく、演奏が始まってどんどん会場が暗くなっていく。無機質なナレーションで仕切り直すのではなく音楽に合わせて引き込んでくれるこの形が、私は大好きだ。

この仕組みを考えた人ありがとう。

さて、今回のイベントでは、Mack and Mabelと言う演目のOvertureだった。私は知らない演目なんだけどね。

 

14. Big Spender

私はこの曲を知らなかったけれど、これを歌ってくれたMazz Murray(現役Mamma Mia! 主役の人)さんが本当にうまくてノリノリで、めちゃくちゃ楽しかった。

声が伸びる伸びる!!身振り手振りも相まって、この人は本当に歌を楽しんでるなあと感じた。

舞台から出ていく時も面白おかしく歩いて見せてくれたけど、最後の最後、舞台から完璧に見えなくなるまでその芝居が続いていて、プロだなあと感じた。

 

15, 16. 待ちに待ったオペラ座の怪人で号泣

もともと私はRaminのオペラ座の怪人25周年記念公演をYouTubeで見て彼の虜になってしまった。それで、Raminが出演する+演目にオペラ座の怪人が含まれている今回のコンサートに申し込んだのだが…コンサート開始前に購入したパンフレットにはRaminではなくBen ForsterさんがMusic Of The Nightを歌うと書いてあった。Benさんも大変有名なファントムさんなので、聴けることは本当に幸せなことだとはわかっているのだけれど、それでもRaminの歌っているのが聴きたかったなあ…と少し残念。

と思ってたけど!!!

Mazzさんの圧倒されるBig Spenderから間をおかずにいきなり始まるMusic Of The Night。

舞台下手からいきなり出てくるBen Forsterさん。ちょっと待って、心の準備ができてないです!!!!

ひやああああBenさん声が優しいいいいいいい。と思ってたら!!!

その1パッセージ後に上手から出てくるRamin!!!!!

え!!!????歌ってくれるの!!!!!ええええ泣いちゃうよおおおおおおお。

Raminが出てきた時点で涙が溢れ出すおかか

Let your soul take you where you long to be~~~~の高音で伸ばすところとか、頭真っ白で、美しすぎてため息出ました。

すごく繊細に繋いでる、芸術を聴いてる…!て感じだった。

Benさんはすごくソフトで柔らかい声質、Raminはその中でも少しハスキーさ?鋭さみたいなのがあってセクシーな感じ。(あくまで個人の見解)

で、二人で向かい合ってハモってくれる。

あ、、、、死にますわ…え、これDVDとかならないのかな???YouTubeに出たら毎日聞く自信ある。

 

で、夢のような時間は終了。

ホーントニスゴカッタデス。

 

その後、Friederike KrumさんによるWishing You Were Somehow Here Again。

ファントムの本性を知って、彼を拒絶する勇気をください!と歌う曲。余談だけど、今クリスティーンをウエストエンドで演じてくださってるKateさんはこの曲が一番気に入ってるみたいな対談をYouTubeの動画で見たことがある。

クリスティーンにとって最大の見せ場の一つみたいなモノ。

Friederikeさんのクリスティーンは、すっごく声が重厚で、絶対に倒れない、堂々たる美しさ!!って感じだった。クリスティーンって20歳にも満たないかそこらの女の子だから、私のイメージ(ちょっと可憐な感じ?)とは少し違うかなと感じたけれど、役者の数だけクリスティーンもいるよね。

めちゃくちゃ綺麗でした。まじで。

 

17. Aladdinから一曲

今回私がハートを新たに撃ち抜かれてしまったMathew CrokeさんによるProud Of Your Boy。

私はこの曲知らなかったけれど、調べてみたらアラジンが亡くなってしまったお母さんに向けて、「誇れる息子になるよ」って歌う曲なんですね。

いや、、、Mattにめちゃくちゃ合ってる曲やで…

彼の声がね…超ピュアっピュア何ですよ。そしてね、歌ってる時、時々目をつぶって、両手でマイクを持つようにして歌うんですよ。

これ会場全体が彼の親みたいな気分になっちまうんじゃね???(真顔)

本当に素敵だった。。。

Mattの歌はあれからSpotifyで聴きまくっております。

 

18. Let It Go

Lauren SamuelsさんによるLet It Go。もう声が伸びる伸びる、最後のthe cold never bothered me anywayって、アニメの映画では囁くようにして終わるけれど、ミュージカルでは最後駄目押しのようにanyway~~~~~↑↑↑↑って高音にして終わるんですね。

度肝抜かれました。

前半のNever Enoughでも思ったけど、Laurenさんどっから声出てんの????

 

これの次のI Know Where I've beenはあんまりしらなかった。。。

後、2日経って記憶が…!!!と言うわけで割愛!!!ごめんなさい!!!

 

20 .  I Want It All

Ben Haenowさんによる曲。観客とのコールアンドレスポンスを求めたり、とにかくロックで楽しい曲だった。

あと、彼のハスキーボイスが本当に素敵すぎた。

ロックな曲ってハスキーな声が合うけれど、今回のメンツで彼の声が一番合ってるなって。

当たり前だけど、みんな違う声の質を持ってて、うまく分散されてると言うか、各分野のスペシャリストが集まった超豪華なお子様プレートみたいな(この例えは正しいのだろうか?)感じだな…と感じた。

 

22. Take Me Or Leave Me

 

これ、LaurenとMarishaが歌ってくださったんだけど、二人で闘うような感じで歌っててめちゃくちゃ良かった。。。

感じで歌ってるけど、絶対二人ともお互いのこと尊敬しあってるんだろうなって思うし、全くタイプが違う二人が歌うのがすごく面白かった。

RENTというミュージカルは知らなかったんだけど、調べてみたら超絶有名らしいね。ブロードウェイでオペラ座の怪人美女と野獣に引き続き三番目にロングランで公演されてるらしい。

映画見よ。

 

24. Bring Him Home〜ここからもう死んでいくおかか

ここでRaminのBring Him Home。レミゼの中でも私のお気に入りのお気に入り!!

ジャンバルジャンが大人になって、最初は若々しく「人生変えてやるぜえええ」って歌ってたのに、この曲では自分を犠牲にしても若者を助けようとする老いを感じて、人生のはかなさを感じるのだ。

泣いた。

すっげええよかったです。

私は最初のGod on high~~~で伸ばすところで一気に引き込まれてく、あの瞬間が狂おしく好きだ。

大好きだ!!!!(大事なことなので2回言った)

 

25. One Day More

RaminのBring Him Homeがおわっちゃったと思ったら、そのままOne Day More。

もちろん、Raminがジャンバルジャンのパート。すっごく美味しい役回りよなって思うと同時に、この人ほんまにスターなんだなと感じる。

この曲はレミゼの一幕の最後を飾る超大好きな曲で、本当に盛り上がりが凄かった。

 

 

26. From Now On

最後を飾ったのがThe Greatest showmanのこの曲。よく考えたら、別にWest Endでこのミュージカルやってるわけじゃ無いんだよね。でも、歌詞とか華々しさが本当にショーぴったりで、使いやすいんだろうな〜〜〜

てか、歌ってる最中RaminがBen Forsterさんに向かって歌いかけたり、その後恥ずかしそうにしてるの見て心が浄化された。笑

What's waited till tomorrow starts to night,,, tonight...!

ってBenに向かって歌ってんの、、、

可愛いかよ。

好きだよ。。。。。

From Now Onだったけど、最後はGreatest showのサビで最高に盛り上がって終わってしまった。

凄かった!!!

 

あっという間に撤収!!!

おわった〜〜って余韻に浸っちゃうのが癖なんだけど、終わって出演者がはけた瞬間観客が一斉に席を立って撤収を始める。

みんな早いな!!!

私は通路側だったからめちゃくちゃ急いで撤収しました。笑

 

勝負はこれから!!Stage Dooring!!

そう、私はStage Dooringをしたかった。(切実)

WestendやBroadwayでは公演後に出待ちをしても許されるという神なシステムがある。

そしてそれは今回も例外ではなく、私は出待ちをすべくStage doorに向かった。

今回はStage doorではなく11番出口を使ってたみたい。

 

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みんな出演者を今かいまかと待ち構えてる。ちなみに私の後ろにも20人くらい待ってる。

私の人生のBUCKET LISTで、Raminのサインもらう、大好きですって伝えるっていうのがある。

結果として。。。

Raminにはサインもらえなかった。。。!!「今日はありがとうね〜」って言いながらささ〜って帰ってしまった。

でも仕方がないことだろうな〜と思う。

なんせコロナウイルスも問題になってきてる中でいちいちファンの相手するのリスキーだし、何なら今回のイベントも中止される可能性だってあったはず。歌ってくれただけでも大変ありがたいのだ。

 

でも、他の俳優さんには会うことができた。

まずBen Forsterさん。彼はMusic of the Nightで超優しい声を披露してくださった。

あなたの声めちゃくちゃ優しくて超素敵でした!って伝えられたし、写真とサインまでもらってしまった…ああ神よ。。。

そしてMass Murrayさん。彼女のドナ役は本当に素敵だったから、サインもらえて嬉しかった。。。

そしてMarisha Wallaceさんのサインも貰えた。彼女の歌声本当に素晴らしかったな…

 

感想〜最後に〜

もともとRamin見たさに申し込んだイベントだったけど、他にも素敵な俳優さんをたくさん知ることができたし、たくさんの素敵なミュージカルや曲まで知ることができた(ちなみに私の今のお気に入りはWaving Through the Windowで、毎日10回は歌ってる)。

ミュージカルって素晴らしいなって思う。生きるパワーが出る。

そして、その裏側には俳優さんやスタッフさんたちの努力があって、だからこそ私たちはこの感動を受け取れるのだと思うとすごく尊い

 

最近の衝撃情報

そして!!!

なんとRaminとSierraが9月にオペラ座の怪人の東京公演することがわかった。

…は???(これは夢????)

この二人はオペラ座の怪人25周年公演in Royal Albert Hallで行っていて、このムービーをYoutubeで見て私はRaminにどハマりしたわけなんだけど・・・

え、まじでくるの????神なの?????

私の人生やりたいことリストに入ってる、「RaminとSierraオペラ座の怪人を見る」がこんなに早く達成されることになるなんて…!!!!

もちろんもう最終日のチケット取りました!!!

うわーーーーーん楽しみすぎるよーーーーーーーーー

この時までにコロナのクソやろうが収束していることを心の底から願ってる。

 

 

8:30PM 15th March 2020 寮にて

 

The Best of West Endで昇天した話 (前編)

久しぶりのブログ更新となりました。

今日はロンドンでのミュージカルイベント、The Best of West Endに行ってきたので、その記憶が途絶えないうちに覚えていることを全部書き留めていこうと思います。

今でも魂が半分くらい飛んでいってるくらい素晴らしく良くて凄かったです(語彙力)。

 

 

The Best of West Endとは何ぞや

まずこれなんやねんって話ですが、年に一回ロンドンのRoyal Alber Hallで行われる、

超豪華ミュージカル俳優・女優たちに彼らの超有名なミュージカル十八番ナンバーを歌ってもらおう!

と言う夢のような企画です。

West EndについてはWikipedia先生によると…

エスト・エンド (West End) はイギリスの首都ロンドンにおける地区。行政、商業、文化施設などが集中している。劇場や歌劇場なども多く、ニューヨークブロードウェイと対照させ、ロンドンのミュージカルをウエスト・エンドと称することもある。

 Wikipediaより

ja.wikipedia.org

らしいです。

 

今回私のお目当ては、留学来てから大ファンになったRamin Karimlooさん。

とにかく生で声を聞きたい!と言うことで「Ramin Karimloo  LIVE 2020」で検索してヒットしたのがコレだったので、昨年10月くらいにチケットとってずっと楽しみにしてました。

 

そして

最高でした。

泣いた。

全私が泣いた。

 

と言うわけで、感想が書ききれないのでセットリストの前編を集中して振り返っていきたいと思います。

 

 今回の席

今回は、舞台から見て右側の前から12列目の真ん中寄りの端っこの席。

見えるかな、ちゃんと聞こえるかなとか心配してたけど、、、杞憂でした。

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めっちゃ近いや〜〜ん!何?今日私死ぬの?もしかして幸せすぎて死んじゃう日なの??前世でどんな徳を積んでここに来れてるの???

めっちゃ近い。(真顔)

なーんにも障害物がない中で真っ直ぐ歌手さんたちを見れる幸せよ。

Royal Albert Hallは初めていったけど、すっごく大きく感じた。ロンドンの劇場は全部コンパクトなイメージだったから、その後に見たら余計にデカく感じる。

 

前編

セットリスト

The Greatest Showmanより

 1. The Greatest Show

 2. Never Enough

Everybody's Talking About Jamieより

 3. And You Don't Even Know It

 4. Wall In My Head

Mamma Mia!より

 5. The Winner Takes It All

Dear Evan Hansenより

 6. Waving Through a Window

 7. Only Us

Jesus Christ Superstarより

 8. Superstar

Love Never Diesより

 9. Till I Hear You Sing

Showboatより

 10. Ol' Man River

Waitressより

 11. She Used To Be Mine

Dreamgirlsより

 12. And I Am Telling You

 

ミュージカル大好きと言っても全部の曲を知ってるわけじゃないし、所々記憶が飛んでるところもあるので、感想がないのもあります。

 

1, 2. The Greatest Showmanからの2曲

19時半になり、いよいよ始まるぜ〜って司会が入る。

司会は(私の記憶が正しければ)Ben Haenowさん(だったはず)。彼は本日5曲に歌う歌手でもあるから、本当に大変な役回りだっただろうな…。今回のコンサートはBBC放送されてるよ〜録音するぜ〜いえーい!って言って始まった。

The Greatest Showmanの始まりは、バックコーラスから始まるけど、スポットライト当たった瞬間に何人か子供たちが立ち上がり忘れてて、「おっとっと???」って感じだった。笑

でも、そんな不安も消し飛ばすように、本日出演の歌手さんたちが次々に出てきて…ついに生Raminさん!!!!私はここで一度涙ぐみました。笑

ひやー始まるんだ〜うわーRaminって本当にこの世に存在するんだ〜うわーBen Forsterさんと仲良さそう〜〜と言う謎の感動に包まれてるうちに終わってしまい、すぐにNever Enoughへ。

Lauren Samuelsさんが歌ってくれたけど、とにかく可愛い。綺麗、美しい。

彼女はこの後もLet it Go やTake me Or Leave Meとかで、私の心を鷲掴みにしてきます。

ほっそ、どっからそんな声出てくるんや〜はえ〜〜って言ってるうちに終わってしまった。。。

 

3,4. Everybody's Talking About Jamieからの2曲

私はこのミュージカル知らなかったんですが、開演前に調べたところ、高校生のJamieが周りの声にとらわれず、自らの夢であるドラァグクイーンを目指していくと言うストーリー。

いや絶対感動するやつやん。

何で私知らなかったんだあああああああああああああ。

一番最初の曲はノリノリ、僕の考えてることなんて君たちにはわかんないんだろうね!って自信たっぷりに歌い上げるLayton Williamsさん。

超素敵だった。。。

キラッキラな衣装とブーツ、帽子をかぶった彼から目が離せなかった。コミカルに動いて、コーラスとの掛け合いも楽しくて、知らない曲なのにめちゃくちゃ楽しかった。。

2曲目は打って変わってバラードっぽいしっとりしたもの。このギャップがめちゃくちゃ素敵で、うわーこのミュージカル絶対見にいきたいな〜って思わされました。

 

5. Mamma Mia! より

なんと私、先週の木曜日にMamma Mia!を見にいったばっかり。Mazz Murrayさんは現役のMamma Mia!のDonna役(いっちゃん歌う曲多い主役)なので、つまりこの人の歌を聞くのは2回目なんですが…ほんま歌が。。。素敵……!

そして、人一倍身振り手振りが多い気がした笑。毎日シアターで歌ってる曲だから、いつもの癖とかあるのかな。

The Winner~~~~takes it Alllllllll~~~って最後に歌っていくところがあるけれど、もうずっと私の口空いてました。まあ、この公演中大半口は開きっぱなしなんですけど!!

この方、めちゃくちゃ若いってわけじゃない。調べたら今年で46歳。言ってみたらおばさんだけど、めちゃくちゃカッケえええええおばさん。私もこんな人になりたいな…って思いながらうっとりしてました。最高!!

 

6,7. Dear Ever Hansenより2曲

このミュージカルも知らない。でも、一曲目はラミンのアルバムに入ってて聞いたことがあったので、気持ちよ〜く聞くことができた。やっぱり知ってると感じ方とか全然違う。

それにしても、これを歌ってくれたMathew Crokeさんの歌声の純粋さよ…。彼、顔もめちゃくちゃ可愛くてホンッッッッットに今日ファンになりました。いや〜やばいですね、もう拍手しながら、「うっわーかわいい…」って言っちゃってたもん私。

このミュージカル、対人恐怖症の高校生Ever Hansenが主人公で、現代のSNS社会の現状とかをうまく取り入れた秀逸なあらすじらしく…いや見にいきてえな。

どんどん気になるミュージカルが増えてくよ。

Waving Through the Window と言うこの曲、メロディーめちゃくちゃ綺麗なんだけど、歌詞はすごく切なくてますます好きになってしまった。

Only UsはMathewとLauren(おそらくそうだった、パンフに書いてないので自信ない…)が歌ってくれたけど、ああ〜美しい二人が歌っておるよ…とうっとりしておりました。

手繋いでるし〜!すごくお互いに語り合う感じに歌ってくれるんだもん、もう…歌詞なんもわからんけど、なんかキュンキュンしちゃった。笑

 

8. Superstar

これも知らない曲。ただ、すっごく興味深いな〜て思いながら楽しんで聞けた。

このミュージカル、なんとイエスキリストが十字架にかけられて死ぬまでの7日間を描いたものらしい。ロック調で。

本当にノリノリの曲なのだ。ガチ宗教に関わってる演目で、ガチロック調なのだ。

おもろいな〜って思いながら…うわ、これ終わったらRaminのTill I hear You sing来ちゃうやんこれ、毎日聴いてるやつやん、これ。

 

9, 10. Raminさんのターン!

そしてここから、私の怒涛の死ぬかもしれないゾーンがやってきます。

Till I Hear You SingはLove Never Diesと言うミュージカルのいっちゃんはじめの曲。オペラ座の怪人の続きとして同じ作曲家Andrew Lloyd Webberが手掛けたミュージカル。ただ、ストーリーがあまりにもファントム寄りで好みは人によりけり。

でも、この最初のファントムの歌はホンッッッットに素敵なのだ。未練たらたら、「クリスティーンんんん!!!やっぱり僕は諦められないんだあああああああ」と、オイオイ前作であんなに涙を誘う別れをしたくせに何言うとんねんって歌やけど、メロディーも歌詞もめちゃくちゃ熱烈で、やっぱりファントムはこうよなあああってなってしまう。

ちなみに、私もRamin が歌うのを聞くまで日本に帰れない〜〜I cannot go home till i hear you sing~~って思ってた。笑

いやほんとね、よかったです。CD音源流れてくるわ〜って感じだった。この感想がいいのかどうかわかんないけど。欲を言えば、もうちょっとドーンと音量あっても良かったかなあ。。。

 

She used to be mineは、ラミンの出番一個終わっちゃった〜って魂抜けてました。笑

あと、Waitressあらすじ知らんのよ…。

 

12. And I am Telling you...前半のトリ!!

この曲、ミュージカルは知らなかったけど、gleeと言うアメリカのドラマでカバーされててすごく好きだったけど、、、生で聞くとめちゃくちゃ感動する。

Marisha Wallaceさんはパワー系歌手枠って感じだったけど、どーーん!!って音が向かってくるような迫力と、これでもか!!って気持ちがこもってて、最後はスタンディングオベーション

私もフラフラしてしまった。

 

アッッッと言う間に前半終了

こんな感じで、もう息してる間に前半が終了してしまった。

司会のBenが、はーい休憩ですよ〜僕たちにとってはハーフタイムですけどね〜って笑かしてくれて、そっか、私たちはただお酒飲んだりお喋りしたりする時間だけど、舞台裏では緊張や疲れと戦う歌手の方々がいるんやなあ。。。ってありがたく思った。

人が頑張ってる姿に私たちは元気をもらうんだなって。

そのあと、豪華なバーカウンターに嬉しくなってロゼワインを購入、ほろ酔いで後半戦に臨みます!!!

 

次回予告

□ え、涙めっちゃ出てくるんですけど…!!

□ あ、死ぬ……(昇天)

□ まだ勝負は終わらない!ドキドキ!Stage Dooring!!

の三本立てでお送りします(と言いながら全演目の感想書くんですけど)

 

 

2:06AM 10th March 2020  寮にて 

アウシュビッツに行った話

私はBucket Listという映画を見てから自分の人生やりたいことリストを書き始めたわけだけれど、その中の22番目の項目に

アウシュビッツに行く

というものがあった。

 

人生で一度は必ず訪れたいと思っていたし、自分が訪れたときどんな感情を持つのか純粋に気になったから。

予習は大事だと聞いていたから、出来るだけアウシュビッツに関連することを調べて向かった(と言っても十分じゃないと思うけど)。

事前にYouTubeアウシュビッツ関連の動画を調べて体験談を見たり、2年前に見たユダヤ人虐殺が題材になった映画の振り返りをしてみたり、アウシュビッツの案内をしてくださっている中谷さんが執筆した本を道中の電車の中で読んだり。

その中には自分には到底信じられないことをしてしまった人間の負の歴史が詰まっていて、その現実に何回も泣いてしまった。

 

さて、実際にアウシュビッツに向かったら、自分はどう思うのだろう?やっぱり、「戦争は繰り返してはいけない」とかそういう感想を持つのだろうか。

そう思っていたけれど、実際に訪れてみると予想を良い意味で裏切られることになった。

だから、それを忘れないうちにここに書いておく。

 

 

長閑な天候

アウシュビッツを訪れる時、一番近い都市はクラクフだ。私と友人二人はクラクフに前日入りして、当日そこからバスで1時間半ほどかけて跡地に向かうことにしていた。

バスに乗ってうつらうつら。窓からは暖かく陽が差し込んできて、とても良い天気だったのを覚えている。

「今からアウシュビッツに行くんだ」という緊張感を持とうとしたけれど、難しかった。

そうこうしているうちに、眠っている間にアウシュビッツに到着。

私の中でアウシュビッツは、荒廃した、暗い雰囲気の、寒い、、、そんな土地だった。

でも、エントランス前はたくさんの樹が植わってたくさんの人がいて、とにかく自分のイメージとは全く違ったことがまず驚きだった。

 

13時からのツアーだったので、エントランスに向かうと中谷さん(今回ガイドしてくださった日本人の方)が待っていた。中谷さんの語り口調はツアー中一貫して重々しく話したりするわけでもなく、かえって冗談ぽく話したりするわけでもなく、ただ淡々としていた。過去に起こった事実をそのまま自分の伝えたいことも上乗せして話してくださる、そんな印象を受けた。

ツアーには全員で20人の日本人が参加していて、ご夫婦もいればいかにも大学生!な男の子がいたり、様々な人がいた。

 

ツアーが始まる

13時になって20人揃うと、中谷さんの声が離れていても聞こえるようにヘッドセットを借りて強制収容所に向かった。

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有名な強制収容所の入り口。「働けば自由になれる」と書いてあるけれど、実際にそれを信じる人は果たしていたのか。入り口はあるけれど出口はどこにもないことから全てを察して絶望する人もいたと聞いたことがある。

ツアーの内容を細かく書くことはしない。中谷さんの書いている本を読めばわかる内容も多いし、間違ったことを言ってしまったら嫌だし、何より自分の感想を多く書きたいと思っているので。

新訂増補版 アウシュヴィッツ博物館案内

新訂増補版 アウシュヴィッツ博物館案内

  • 作者:中谷 剛
  • 出版社/メーカー: 凱風社
  • 発売日: 2012/08/31
  • メディア: 単行本
 

 

恐ろしいほど実感が湧かない

ツアー中ずっと感じていたのが、恐ろしいほど「この歴史があった」実感が湧かないということ。

ここで何百万もの人が殺された、と聞いてガス室や持ち物、髪の毛を見ても、あまりにも現実から遮断されてかけ離れた存在に思えてしまって、恐ろしすぎて実感が湧かない。

そして、そう思えてしまう自分も嫌だった。

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ここでたくさんの「政治犯罪者」が殺された、別名「死の壁」。ナチスの侵略に抵抗したポーランドの人々がここで銃殺された。ポーランドやドイツからの花束が手向けられている。

泣くよりも大事なこと

でも、そんなふうにしてただ感情を動かされて終わり、にすべきではないと中谷さんの話から感じた。

感情的になるよりも、頭を冷やして、「なぜこれが起こってしまったのか」を考えること。

そして、「私たちも同じ歴史のレールに立っている」ことを感じること。

それが重要だと思った。

アウシュビッツはいきなり降ってきたものじゃない。そこに至るまでの道のりがあって、それは今の私たちにも十分起こりうることなんだ。と。

 

みんな同じ人間だった

私たちにも十分起こりうること。

それを思わせるのは、中谷さんの語りだ。

当時のドイツは学問的にも優れていたいわゆるエリート国家。そんな国が、どうしてこんなことを?と思えてしまう。

でも、第一次世界大戦が終わって多額の借金を押し付けられて、なんとかこの生活から脱したい。そんな感情が少しずつ迫害に向かっていってしまった。(ここらへんはもっと勉強したい。)

ユダヤ人嫌いだから虐めてやろう、殺してやろう」と思って起こったことじゃないと中谷さんは仰っていた。生活のために、未来のためにと、これが正しいと信じてしまったのかな。(もっと勉強したい。)

 

 

訪れて終わりじゃない

ここを訪れて、「こんなので終わりにしちゃいけない」と感じた。

行って、見て、そして次にすべきこと。それは、自分の人生に生かすことだ。省みることだ。

 

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ここに降り立ったとき、当時の人々はどんな気持ちで同じ景色を眺めたんだろう。

「傍観」、してませんか。

アウシュビッツにあるのは遺品だけではない。当時の社会的背景を説明する施設も存在する。そこを閲覧しているときに中谷さんに指摘され初めて気づいたこと、それは

「どこにもヒトラーの写真がない」

ということ。

これは、彼一人に責任を押し付けないようにするため。たくさんの傍観者、大衆迎合者がいたことを知らせるため。

この大虐殺は、ナチスヒトラーだけが悪い!だけで済まされる問題じゃない。

ドイツ国民の中にも、自分の意見を考えず、社会の流れに逆らわず、ただ強そうな意見や勢力に加担した人々が多くいた。彼らが傍観者と呼ばれる存在。

そんな「傍観者」はドイツだけにいたわけじゃない。

当時ユダヤ人はヨーロッパで人種的に疎まれる存在で、大虐殺が行われていても助けようとする国はいなかった。

この大虐殺には、その当時に生きていた人々みんなが関わっている。

 

ここで、「じゃあ選挙でナチスに反対票を入れてた人はどうなのよ?その人も悪いの??」と思う人もいるかもしれない。それについてはごめんなさい、私もうまい切り返しが思いつかない。ただ今感じることは、「民主主義に基づいて投票するだけで、私たちは自分の社会に対して十分責任を持てていることになるのか?」ということだ。

 

私たちは自分の意見を考えなければいけない、と中谷さんは言っていた。

たとえ多数派の意見と違っても、自分の意見を掲げないといけない。なぜなら、多数派の意見がいつでも正しいとは限らないからだ。

じゃあ自分の意見が間違っていたらどうするのか?そしたら、他の人と話し合って注意して貰えば良い。そうやって自分で決めたことの方がよっぽど、責任を持つことができる。

 

そんなこと、日常生活で思い当たるか?て思うかもしれない。

 

ある。

友達と一緒にいるとき、周りの意見に流されていないか?

自分より立場の偉い人、政治家、親のいうことを鵜呑みにしてないか?

「みんながこう言ってる」で決めてないか?

 

私たちは、自分の物差しを持って生きていかないといけない。

それを強く感じさせてくれる時間だった。

 

展示物を見るだけでなく、是非ガイドさんの話を聞きに、ポーランドを訪れてみてほしい。

感じることは人によっても異なるだろうから。

 

AM0:40 27th February 2020 Thursday 寮の自室にて

最近の個人的ニュース2〜ストライキ/コロナウイルス/イギリスの誕生日〜

こんにちは。

私は今どこにいるでしょうか。

 

 

 

A. またまたミュンヘンを訪れております。

クリスマスの時は曇ってるか雨降ってるばっかりの天気で、「気の滅入る街だなあ」(ロンドンも相当天候が悪い日ばっかりだったけど笑)と感じていたけど、約1ヶ月半ぶりに訪れてみるとすっかり空も晴れていて、また違う街並みを見れて楽しい。

今日だけなのか?それとも、2月って晴れてるものなのか???

前回ミュンヘンを訪れた時は4日も滞在したから、「わざわざミュンヘンに来ることももう2度とないだろうな、ベルリンとか行きたいし」って思ってたけど、サッカー好きの友達が日本から遊びに来てくれることになったのでまた来ることになりました。

友達と落ち合うまでの間の時間、カフェでゆっくりしながらこのブログを更新しているというわけです。主要な観光スポットは前回うろうろしたし。

 

さて、年が明けて色々またあったので、個人的ニュースの時間です。

 

 

 

SOASのこと

ストライキがすごい件

いやーストライキがすごい。

理解しきれてるのかわかりませんが、私が把握している限りでは、

 

政府が大学への資金をカット

大学が職員の給料カット+研究費カット+解雇

74の?大学でストライキ

 

があるらしいです。多分。

来週はまたまたReading weekがあって、その次の週から最後の授業5週間が始まるわけですが、

 

1週間目は木曜日・金曜日にストライキ

2週間目は月〜水曜日にストライキ

3週間目は月〜木曜日にストライキ

4週間目は月〜金曜日にストライキ(てか全部やん笑)

 

という風に、学校側が決定を覆して労働者たちと合意を取るまでどんどんストライキの日数が多くなっていきます。

ひえええええ。

私は1週間のうち月曜日、木曜日、金曜日に授業があるのですが、このままだと半分くらい休みになってしまう。

これから最後の授業大事に受けていかないと!(`・ω・´)キリッって思ってたのに、まず肝心の授業が無え。笑

なんてこった。笑

これがイギリスの大学に通うということなのか?

 

私はまだどんな風にストライキが行われるのかは知らないけど、どうやら入口にpicket(ストライキをするための軽いバリゲードみたいなの)が作られて、メインの建物に入る人々を引き止めてくる、というのがよくあるパターンらしい(ちょっと見てみたい)。

 

図書室も使えなくなるのかもと思うと、正直学生にしてみたらちょっと迷惑な話。

先生や働いている人たちにとっちゃ自分たちの給料がかかった大事なストライキだということは分かるけど、学生たち特に馬鹿高い学費を払っているSOAS生や大学院生の人たちからすれば「学費勿体無い…」って話だ。しょーがないんだけどね。

 

教授も、参加する人もいれば参加しない人もいる。友達に聞いた話だと、建物に入らない代わりに外で授業を行ったりする人もいるみたい。青空教室みたいな感じかと思ったけど、カフェとかで教えるみたいだった。

私が受ける授業のチュートリアルも、「ストライキあるけどチュートリアルやるよ〜多分」って感じだったので、気を抜かずに勉強はちゃんとしよう。

 

コロナウイルス怖い件

コロナウイルス怖い。

イギリスに上陸する何日か前から、寮と大学からメールが送られてきて、熱が出たらどうするだとか、こうやって予防しようだとかが書かれていた。

日本だったら家族がいるし病院も日本語だから気が楽だけど、ロンドンで一人で病院にいかないといけなくなったらすごく面倒くさい。

あと、前回胃腸炎みたいなことになった時、体調が悪い時に英語を理解しようとすると吐きそうになるという事実が判明したので、できれば感染することなく冬を乗り越えたいな〜と思う。

 ↓この時

ocacadiaryinuk2019.hatenablog.com

 

家族も友達も、みんな健康で過ごせますように。中国での感染も鎮まりますように。

 

イギリス全般なのか?身近な誕生日事情

この前、フラットメイトの誕生日ディナーに参加した。と言っても、近くのPizza expressでご飯食べるだけなんだけどね。

こっちに来て驚いたのは、みんな自分で自分の誕生日を祝うこと。私の勝手なイメージではふた通りに分かれる気がする。(※あくまで個人の意見)

 

一つ目に、交友関係広かったり大きなグループでよく遊ぶ人のパターン。

トークルームとかで、「◯月△日は僕の誕生日だから、〜〜のカラオケボックスでパーティしたいな」とか言って、自分からパーティする。

 

二つ目に、広い交友関係があるわけじゃないけど、仲がいい人たちに個人で連絡とるパターン。

「◯月△日は僕の誕生日だから、〜〜でご飯するんだけど来ない?」とご飯に呼ぶパターン。

 

どっちにも当てはまるのは、友達同士がお互いのことを知らないことが普通にあるってこと。これが私は驚きだった。

私の今までの経験では、誕生日会ってたいていよく一緒にいるグループで集まるものだったから、確かにこのやり方だといろんな人と会えて友達とか恋人とか作りやすいよな〜。

あとは、誕生日の人が呼びたい人を呼ぶという方式なら、参加者は来てお祝いしているという事実だけで誕生日プレゼントみたいなものだし、主催者もお祝いしてもらえて嬉しいし、お互い変に気を使わないで済むよな〜。

 

私は今回フラットメイトの子には誕生日カードとアイシャドウをあげたけど、何も渡していない人もいた。支払いの時に少し多めに払う、という感じ。

日本でもこんな感じでお祝いしている人もいるかもだけど、私にとっては新鮮でした。

 

ま、プレゼントあったほうがそりゃ喜んでもらえるんだけどね!!!

プレゼント喜んでもらえておかかは良かったです。

 

そして私も21歳になった件

そして、私も2月6日に21歳になりました。

わ〜20歳終わっちゃった。笑

歳を重ねてるな〜って感じました。2月5日に、「今日20歳最後の日か〜」って思いながらトータル5時間の授業で集中力死にかけてました。笑

結局最後の日だからって何もしなかった。笑

 

ロンドンでできた友達に、誕生日パーティしようよって言ってくれる聖母マリアみたいな優しさの人がいて、誕生日の次の日に手巻き寿司+巻き寿司パーティしました。

レクチャーでできた友達やPre-sessionalのコースでできた友達など(その中でも最近巻き寿司食べてなさそうな人。笑)を呼んで誕生日をお祝いしてもらいました。寮のキッチンの広さの関係で呼ぶのを我慢した人もいたけれど、そのほかにもいろんな人に誕生日おめでとうって言ってもらいました。ありがとう。

手巻き寿司会ではお互いが初めましてな人ももちろんいたけれど、和やかな雰囲気で幸せな21歳の誕生日でした。みんなええ人。平和。ノーベル平和賞

 

そして予期していなかった誕生日けーきまでもらっちゃいました。

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ケーキが乗っているのは私のまな板。笑

まさか用意してくれているとは!って思っていたのでめちゃくちゃ嬉しかったです。

感謝を伝えられきれないくらい感謝でした。

留学が終わるまでに恩返ししたいなあ。。。。

かわいいカードやプレゼントももらいました。欲しいと思ってたサボテンや、机の上を飾るライトだったり、かわいいノートやお菓子だったり。

 

いやこれどうやって恩返ししよう。

 

もらったものが大きすぎて何で返したらいいのかわからない問題。

またストライキの期間中に集まって、今度はカレーでも作る?笑

 

そんなわけで、幸せな21歳の幕開けとなりました。

歳は重ねるけど、その分友達も経験も増えていくということを忘れずに、この1年も楽しもうと思います。最高の一年にするぞ〜。

 

21歳の目標は、就活前に途上国の利益と共存した形で企業の利益も上げているような会社でインターンすることと、Ramin Karimlooというめちゃくちゃ大好きなミュージカル俳優にお会いして、もし願いが叶うならサインをいただくことです。

今ラミン、よりによって日本にいるんですよね…なんて皮肉な運命なんでしょう。

でも大丈夫、3月のThe Best of West Endというコンサートのチケットを年末に購入済みなので、その時に人生初の出待ちにチャレンジしようと思います。

サインペン買っとこ。笑

 

 

PM 1:45 8th February 2020 ミュンヘン市内のCoffee Fellowsというカフェにて

 

これから友達と落ち合って、サッカーみてチェコ行って寝台列車乗ってポーランド行って、人生のやりたいことリストにも入っているアウシュビッツ収容所見学に行きます。

留学は辛い?楽しい?

留学前。

私はよく、「留学 つらい」とか検索してたものです。

それか、「留学 友達 できない」とか、「留学 英語 わからない」とか。笑

後の二つはイギリスに来てからも検索してた。笑

 

というわけで、実際に渡航してから約5ヶ月経って、結局どないやねんってことをつらつら書いていきませう!

 

 

 

現在の気持ち

私は圧倒的に

タノスィ!!!!!

て感じです(2020年1月30日現在)。

 

特に慣れてきた最近だからそう思うのかもしれませんが、LINEで簡単に家族と電話できるせいでホームシックも全く感じないし、日本に帰りたいって思ったこともありません。

てかあと2年くらいロンドンにいたい。学生してたい。笑 (あと4ヶ月しかない!??やばい!!!!!!)

 

あとは、一回生の時にアフリカに6週間渡航した時の方が「何かしたいのに無力だ」「てか何したらええんや」みたいな悶々とした気持ちが大きくて、あの時に比べたら「勉強しよう!」「英語喋ろう!」「チャレンジしよう!」とやることが決まってる留学はとても気持ちが楽。

授業で自信なくても皆聞いてくれる(やさすぃ)し、一人暮らしもめちゃくちゃ楽しい。

 

ただ、しんどい時がなかったわけじゃない。しんどかった時、しんどい時をランキング付けしてみましょう。(圧倒的誰得笑笑笑笑笑)

 

おかか的しんどかった時ベスト3

3位 寮の管理人にいきなり部屋を移れと言われた時

これはロンドンに来て6週間が経過した時に起こったこと。

英語の準備コースが終わって本コースが始まっても寮の部屋は変わらなくていいって聞いていたのに、本コースが始まる前の土曜日の昼にYouTube見てたらいきなり扉をノックされて、

 

「君今日の朝10時の段階でここ出ていかないといけなかったのに何やってんの?(すごい仏頂面)」

 

って言われて私の心臓は縮みました。

 

「私の英語能力低すぎて、移らないといけないって言ってたのに聞き取れてなかったのかな」と嫌になったのと、全ての荷物(服とかはもちろん、冷蔵庫の中の食材や食器、布団など諸々)を1時間で違う棟に移さないといけないという絶望、そして新しい部屋が古くて汚いというトリプルコンボで落ち込みました。

今では住めば都ってやつで新しい部屋もエンジョイしてるし、フラットメイトも優しい人ばかりでむしろ「移ってよかったかも?」って感じだけど、あの時はめちゃくちゃしんどかったな〜と3位にランクイン。

 

2位 人と自分とを比べて自己嫌悪に陥るとき

これはちょくちょく陥る現象で、私の悪い癖です。ほんまに。

 

あの子は英語めちゃくちゃ話せる…それに比べて私は…。

あの子は就活進んでる…私はまずやる気すら出ない…。(これは今日感じていた負の感情笑)

あの子はめちゃくちゃ可愛くてさらに頭良い…それに比べて…

あの子は過去にあんなことにチャレンジしてたのに、私は…orz

 出典:おかかの脳内

 

もうね、考え始めたら永久に出てくるんですよ!!!無尽蔵!!!

掘ったらいくらでも出てくる!!!

もしこれが石油だったら、私はアラブの石油王に負けないくらいの大金持ちになれるのに。ああああああ負負負負……

でも、結局仕方ないんです。人間完璧にはなれないのだから、あらゆる分野で自分より秀でた人間はいくらでもいるもんです。なのに、いちいちそれを数えて落ち込んでても仕方ない。落ち込んでる間に人生終わってまうよって話です。これは、歳を重ねるごとに出てくる自分より年下の天才アスリートの報道とかをみてて落ち込んだ時気付きました。笑

わかってても落ち込むもんは落ち込むので、これは自分でしっくりくるのを待つしかないなって思います。他人に「そんなに落ち込んでても仕方ないよ」って言われても、自ら納得しないと意味ない。てか、そんなのわかってるけど信じられないんだよ!!て感じ。

だから、他人の姿に惑わされない「自分のなりたい自分」をちゃんと考えてあげるの大事だよな〜って思います。(といってる私もこれは今日気づいたところでまだちゃんと考えてない)

 

人よりも劣ってるところがあっても、昨日の自分より少しでも目標に近づいている、成長している自分を目指す。それでいいじゃないか!!!

 

 

1位 英語で自分が言いたいことが全く伝わらず怪訝な顔をされた時

これはめちゃくちゃきました。心にずしーんと。

多分本コースの前の英語準備コースの時にディスカッションでこうなりました。笑

Pardon?とか聞かれるのはいいんですよ?

ただ、明らかに「こいつ何いうてんねや」「英語理解不能(本気のイラつき顔)」みたいな顔だと

「おおおおおおおおおうううううううう死ぬううううううううう泣泣泣泣泣」

みたいな。

これが起こった日、私はロンドンにきて初めて泣きました。笑

帰り道に。笑

 

でもこういう感情って頑張ろうモードに入る前の発射台みたいなもんだから大事だなって思います。

「くそおおおおおおお見返したるからなあああああああああクソボケがあああああああああ」

 

個人的ストレス解消法

じゃあ、自分が自分におすすめしているストレス解消法を最後に。

私は自分のモヤモヤしてることを他人にただ聞いてもらう、ていうのが申し訳なくてできない人間なので、そういう人は見てみたらやってみるといいかも。全人類に共通する解消法ではないので悪しからず。

 

つらつら心情吐露

一つ目に、自分が考えていることをスマホの録音機能をオンにして電話してるみたいなポーズでつらつら喋りまくること。

  • 学校の中でもどこでも人目を気にせず話せる
  • 自分の時間を確保できる(話しかけられない)
  • あとから聞き直すと、客観的に自分を見つめられる、あと自分の声が面白い。笑
  • 英語で話してみると、発音のチェックもできる

という点がおすすめ。

 

レッツエアーカラオケ

二つ目に、好きな曲をエアーカラオケすること。

私はRamin Karimlooというミュージカル俳優がめちゃくちゃ好きなのですが、その人のオペラ座の怪人の音声に合わせて部屋でエアーカラオケするとテンション上がります。

ラミン最高かよ。

 

寝よう。朝起きよう。

三つ目に、寝ること!!!これ一番大事!!!

夜遅くまで起きてたら人間ってネガティブ思考になるって聞きましたが、本当にそうやな〜って思います。朝起きて運動までできたら、「お〜私キラキラしてるぜ!!!」て感情をリセットできるのでおすすめ。

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スヤア。



 

以上、おかかでした。おしまい。

 

7:55PM 30th January 2020 SOAS Libraryにて

 

教職員の給料カット!?〜皆でデモに参加しようの日〜

こんにちは、今週も授業をサバイヴしてホクホクなおかかです。

一昨日大学の前でデモがありました。

 

本日のお品書き

 

 

デモのお知らせが一斉送信されてくる

一昨日だったかな?大学のグループメールでこんなお知らせが。

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読みにくいかもしれない。

要は、

  • チュートリアルを受け持つPhD students(博士課程の生徒)に対しての給料カット
  • 研究費の削減

に対して今週木曜日のPM1時からデモを行うので、参加しましょうってお知らせメールです。

補足説明しておくと、SOASの授業はレクチャーと少人数クラスのチュートリアルの二つで構成されていて、後者は博士課程の学生たちによって運営されています。彼らは授業を受け持つだけじゃなくて、膨大な量のエッセイを添削したり彼ら自身の研究をしたりしていて本当に大変そう。。。

 

ホントに驚きなのが、デモの最中はStudent Unionと呼ばれる生徒に向けて解放されているラーニングコモンズやパブが閉鎖されてしまうこと。

強制的に生徒がたまりそうなところを閉じてデモに参加させてしまうという手法がすっごく面白い。

 

授業も延期

この日、デモのある午後1時から始まるレクチャーを受ける予定でしたが、このデモのために開始は45分遅れるというメールが教授から送られてきました。

おもろ。

 

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学校から出たところで配られていたビラ。

 

 

デモはどんな感じ?

 

A. こんな感じ。

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すごい数の人だ!!

 

ラーニングコモンズから追い出された人々+興味津々な人+デモに参加する気持ち満々な人がごちゃ混ぜになってます。

前に立っているのはこの会を開催している人々。

いろんな人にマイクが手渡され、いかにこの問題が格差を生み出すかとかをつらつら語ったり、実際に博士課程の学生たちがどんな影響を受けるか本人たちが喋ったりします。

観客たちは教育機関のトップに対して非難する時にはブーイングしたり、話終われば拍手したり同意のやじを飛ばします。

 

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こういうデモとかの時によく出てくる旗。Climate Justice(気候変動のデモ)の時にもこういうのを使っていた。いつもどこにしまってるんだろ。

そして、掛け声。というか、スローガン。

多分会の主催者たちが前もって考えてきているのであろうスローガンをみんなで叫びます。部活の大会で応援歌歌ったりリズムに合わせて応援したりしますよね?あんな感じです。

太鼓を叩いたりしてリズムとってて、軽くお祭りぽい感じ。

 

聞き取れた数少ないスローガンたちはこんな感じ。

Management get out! we know what you're about!

経営陣よ出て行け!お前たちの考えなんてお見通しだ!

Students and workers you've died and fight!

生徒に労働者よ、自分たちの権利を守るために戦え!

 みたいな感じでしょうか?

 

これをリズムに乗せてシャウトするわけですけど、とにかく聞き取りづらい。笑

せっかくのスローガンで語呂よくできてるのに、聞き取りづらいと参加者が叫びにくくてもったいないな〜と思いました。

現地のヨーロッパ圏出身の学生たちも聞き取りにくそうにしてたので、ビラの紙にでも書いておいてみんなが叫べるようにしたらいいのに。

 

給料カットで学生はどんな影響を受けるんだろ?

教職員の裏側

今日のチュートリアルでは冒頭にこのデモに関する会話がありました。

その時の会話によると、博士課程の学生たちがもらえる給料は一年間で16,000ポンド。

だいたい230万円くらいでしょうか?

意外にもらってるじゃん?って思う人ももしかしたらいるかもしれないけれど、彼らは多額の学費を払って学位を取得しているし、何より物価の高いロンドンじゃ家賃も賄えない。

詰んでる!って感じなのです。

 

また、学生たちは休暇機関に海外で研究を行いその成果を発表して評価を受け、次のキャリアアップにつなげるわけです。が、研究費まで削られたらそんな機会もなくなってしまう。

この予算カットは学生にとって大きな問題ってわけです。

 

学部生たちへの影響

私たち学部生にも関わってきます。

レクチャーでわからないことがあってもチュートリアルがあれば解消できますが、もし給料カット→人員削減→チュートリアルの内容に影響が出たら???

同じ学費を払ってるのに機会の損失に繋がります。

 

そんなわけで、このデモは大事だったわけです。

 

SOASも経営が厳しいんだろうなとは思うけど、どんな対応をするんだろ。

デモはまた行われるのかな。

 

 

10:40AM 25th January 2020 寮の自室にて

今からロンドンキャリアフォーラムに向けたエントリーシートを書きます。

頑張るぞ〜〜