教職員の給料カット!?〜皆でデモに参加しようの日〜
こんにちは、今週も授業をサバイヴしてホクホクなおかかです。
一昨日大学の前でデモがありました。
本日のお品書き
デモのお知らせが一斉送信されてくる
一昨日だったかな?大学のグループメールでこんなお知らせが。
読みにくいかもしれない。
要は、
- チュートリアルを受け持つPhD students(博士課程の生徒)に対しての給料カット
- 研究費の削減
に対して今週木曜日のPM1時からデモを行うので、参加しましょうってお知らせメールです。
補足説明しておくと、SOASの授業はレクチャーと少人数クラスのチュートリアルの二つで構成されていて、後者は博士課程の学生たちによって運営されています。彼らは授業を受け持つだけじゃなくて、膨大な量のエッセイを添削したり彼ら自身の研究をしたりしていて本当に大変そう。。。
ホントに驚きなのが、デモの最中はStudent Unionと呼ばれる生徒に向けて解放されているラーニングコモンズやパブが閉鎖されてしまうこと。
強制的に生徒がたまりそうなところを閉じてデモに参加させてしまうという手法がすっごく面白い。
授業も延期
この日、デモのある午後1時から始まるレクチャーを受ける予定でしたが、このデモのために開始は45分遅れるというメールが教授から送られてきました。
おもろ。
デモはどんな感じ?
A. こんな感じ。
ラーニングコモンズから追い出された人々+興味津々な人+デモに参加する気持ち満々な人がごちゃ混ぜになってます。
前に立っているのはこの会を開催している人々。
いろんな人にマイクが手渡され、いかにこの問題が格差を生み出すかとかをつらつら語ったり、実際に博士課程の学生たちがどんな影響を受けるか本人たちが喋ったりします。
観客たちは教育機関のトップに対して非難する時にはブーイングしたり、話終われば拍手したり同意のやじを飛ばします。
そして、掛け声。というか、スローガン。
多分会の主催者たちが前もって考えてきているのであろうスローガンをみんなで叫びます。部活の大会で応援歌歌ったりリズムに合わせて応援したりしますよね?あんな感じです。
太鼓を叩いたりしてリズムとってて、軽くお祭りぽい感じ。
聞き取れた数少ないスローガンたちはこんな感じ。
Management get out! we know what you're about!
経営陣よ出て行け!お前たちの考えなんてお見通しだ!
Students and workers you've died and fight!
生徒に労働者よ、自分たちの権利を守るために戦え!
みたいな感じでしょうか?
これをリズムに乗せてシャウトするわけですけど、とにかく聞き取りづらい。笑
せっかくのスローガンで語呂よくできてるのに、聞き取りづらいと参加者が叫びにくくてもったいないな〜と思いました。
現地のヨーロッパ圏出身の学生たちも聞き取りにくそうにしてたので、ビラの紙にでも書いておいてみんなが叫べるようにしたらいいのに。
給料カットで学生はどんな影響を受けるんだろ?
教職員の裏側
今日のチュートリアルでは冒頭にこのデモに関する会話がありました。
その時の会話によると、博士課程の学生たちがもらえる給料は一年間で16,000ポンド。
だいたい230万円くらいでしょうか?
意外にもらってるじゃん?って思う人ももしかしたらいるかもしれないけれど、彼らは多額の学費を払って学位を取得しているし、何より物価の高いロンドンじゃ家賃も賄えない。
詰んでる!って感じなのです。
また、学生たちは休暇機関に海外で研究を行いその成果を発表して評価を受け、次のキャリアアップにつなげるわけです。が、研究費まで削られたらそんな機会もなくなってしまう。
この予算カットは学生にとって大きな問題ってわけです。
学部生たちへの影響
私たち学部生にも関わってきます。
レクチャーでわからないことがあってもチュートリアルがあれば解消できますが、もし給料カット→人員削減→チュートリアルの内容に影響が出たら???
同じ学費を払ってるのに機会の損失に繋がります。
そんなわけで、このデモは大事だったわけです。
SOASも経営が厳しいんだろうなとは思うけど、どんな対応をするんだろ。
デモはまた行われるのかな。
10:40AM 25th January 2020 寮の自室にて
今からロンドンキャリアフォーラムに向けたエントリーシートを書きます。
頑張るぞ〜〜