The Best of West End で昇天した話(後編)
後編にやってまいりました。
これ一人で行ってて感想を語り合える仲間がいないので、自分が書いたレビューを自分で何度も読むことで「わかるわ〜〜」って余韻に浸るおばかさんになっています。
誰か…語らせて…!!!
前編はこちらになるので、こっちを読んでからの方がわかりやすいかも。
ocacadiaryinuk2019.hatenablog.com
よーし、後半行ってみよう!!
後編
セットリスト
Mack and Mabel より
13. Overture
Sweet Charity より
14. Big Spender
15. Music Of The Night
16. Wishing You Were Somehow Here Again
Aladdinより
17. Proud Of Your Boy
Frozenより
18. Let It Go
Hairsprayより
19. I Know Where I've Been
20. I Want It All
A Star Is Bornより
21. Shallow
Rentより
22. Take Me Or Leave Me
Companyより
23. Being Alive
Les Miserablesより
24. Bring Him Home
25. One Day More
Greatest Showmanより
26. From Now On
13. Overture
ミュージカルは大抵前半後半に別れているけれど、休憩が終わっていきなり芝居が始まるわけじゃない。後半が始まる前に、ミュージカルで出てくる歌たちをメドレーとしてオーケストラが演奏して、私たちの精神を俗世間からまた舞台へ引き戻してくれる。この演奏がOvertureだ。
会場が暗くなってから演奏が始まるわけではなく、演奏が始まってどんどん会場が暗くなっていく。無機質なナレーションで仕切り直すのではなく音楽に合わせて引き込んでくれるこの形が、私は大好きだ。
この仕組みを考えた人ありがとう。
さて、今回のイベントでは、Mack and Mabelと言う演目のOvertureだった。私は知らない演目なんだけどね。
14. Big Spender
私はこの曲を知らなかったけれど、これを歌ってくれたMazz Murray(現役Mamma Mia! 主役の人)さんが本当にうまくてノリノリで、めちゃくちゃ楽しかった。
声が伸びる伸びる!!身振り手振りも相まって、この人は本当に歌を楽しんでるなあと感じた。
舞台から出ていく時も面白おかしく歩いて見せてくれたけど、最後の最後、舞台から完璧に見えなくなるまでその芝居が続いていて、プロだなあと感じた。
15, 16. 待ちに待ったオペラ座の怪人で号泣
もともと私はRaminのオペラ座の怪人25周年記念公演をYouTubeで見て彼の虜になってしまった。それで、Raminが出演する+演目にオペラ座の怪人が含まれている今回のコンサートに申し込んだのだが…コンサート開始前に購入したパンフレットにはRaminではなくBen ForsterさんがMusic Of The Nightを歌うと書いてあった。Benさんも大変有名なファントムさんなので、聴けることは本当に幸せなことだとはわかっているのだけれど、それでもRaminの歌っているのが聴きたかったなあ…と少し残念。
と思ってたけど!!!
Mazzさんの圧倒されるBig Spenderから間をおかずにいきなり始まるMusic Of The Night。
舞台下手からいきなり出てくるBen Forsterさん。ちょっと待って、心の準備ができてないです!!!!
ひやああああBenさん声が優しいいいいいいい。と思ってたら!!!
その1パッセージ後に上手から出てくるRamin!!!!!
え!!!????歌ってくれるの!!!!!ええええ泣いちゃうよおおおおおおお。
Raminが出てきた時点で涙が溢れ出すおかか。
Let your soul take you where you long to be~~~~の高音で伸ばすところとか、頭真っ白で、美しすぎてため息出ました。
すごく繊細に繋いでる、芸術を聴いてる…!て感じだった。
Benさんはすごくソフトで柔らかい声質、Raminはその中でも少しハスキーさ?鋭さみたいなのがあってセクシーな感じ。(あくまで個人の見解)
で、二人で向かい合ってハモってくれる。
あ、、、、死にますわ…え、これDVDとかならないのかな???YouTubeに出たら毎日聞く自信ある。
で、夢のような時間は終了。
ホーントニスゴカッタデス。
その後、Friederike KrumさんによるWishing You Were Somehow Here Again。
ファントムの本性を知って、彼を拒絶する勇気をください!と歌う曲。余談だけど、今クリスティーンをウエストエンドで演じてくださってるKateさんはこの曲が一番気に入ってるみたいな対談をYouTubeの動画で見たことがある。
クリスティーンにとって最大の見せ場の一つみたいなモノ。
Friederikeさんのクリスティーンは、すっごく声が重厚で、絶対に倒れない、堂々たる美しさ!!って感じだった。クリスティーンって20歳にも満たないかそこらの女の子だから、私のイメージ(ちょっと可憐な感じ?)とは少し違うかなと感じたけれど、役者の数だけクリスティーンもいるよね。
めちゃくちゃ綺麗でした。まじで。
17. Aladdinから一曲
今回私がハートを新たに撃ち抜かれてしまったMathew CrokeさんによるProud Of Your Boy。
私はこの曲知らなかったけれど、調べてみたらアラジンが亡くなってしまったお母さんに向けて、「誇れる息子になるよ」って歌う曲なんですね。
いや、、、Mattにめちゃくちゃ合ってる曲やで…
彼の声がね…超ピュアっピュア何ですよ。そしてね、歌ってる時、時々目をつぶって、両手でマイクを持つようにして歌うんですよ。
これ会場全体が彼の親みたいな気分になっちまうんじゃね???(真顔)
本当に素敵だった。。。
Mattの歌はあれからSpotifyで聴きまくっております。
18. Let It Go
Lauren SamuelsさんによるLet It Go。もう声が伸びる伸びる、最後のthe cold never bothered me anywayって、アニメの映画では囁くようにして終わるけれど、ミュージカルでは最後駄目押しのようにanyway~~~~~↑↑↑↑って高音にして終わるんですね。
度肝抜かれました。
前半のNever Enoughでも思ったけど、Laurenさんどっから声出てんの????
これの次のI Know Where I've beenはあんまりしらなかった。。。
後、2日経って記憶が…!!!と言うわけで割愛!!!ごめんなさい!!!
20 . I Want It All
Ben Haenowさんによる曲。観客とのコールアンドレスポンスを求めたり、とにかくロックで楽しい曲だった。
あと、彼のハスキーボイスが本当に素敵すぎた。
ロックな曲ってハスキーな声が合うけれど、今回のメンツで彼の声が一番合ってるなって。
当たり前だけど、みんな違う声の質を持ってて、うまく分散されてると言うか、各分野のスペシャリストが集まった超豪華なお子様プレートみたいな(この例えは正しいのだろうか?)感じだな…と感じた。
22. Take Me Or Leave Me
これ、LaurenとMarishaが歌ってくださったんだけど、二人で闘うような感じで歌っててめちゃくちゃ良かった。。。
感じで歌ってるけど、絶対二人ともお互いのこと尊敬しあってるんだろうなって思うし、全くタイプが違う二人が歌うのがすごく面白かった。
RENTというミュージカルは知らなかったんだけど、調べてみたら超絶有名らしいね。ブロードウェイでオペラ座の怪人、美女と野獣に引き続き三番目にロングランで公演されてるらしい。
映画見よ。
24. Bring Him Home〜ここからもう死んでいくおかか〜
ここでRaminのBring Him Home。レミゼの中でも私のお気に入りのお気に入り!!
ジャンバルジャンが大人になって、最初は若々しく「人生変えてやるぜえええ」って歌ってたのに、この曲では自分を犠牲にしても若者を助けようとする老いを感じて、人生のはかなさを感じるのだ。
泣いた。
すっげええよかったです。
私は最初のGod on high~~~で伸ばすところで一気に引き込まれてく、あの瞬間が狂おしく好きだ。
大好きだ!!!!(大事なことなので2回言った)
25. One Day More
RaminのBring Him Homeがおわっちゃったと思ったら、そのままOne Day More。
もちろん、Raminがジャンバルジャンのパート。すっごく美味しい役回りよなって思うと同時に、この人ほんまにスターなんだなと感じる。
この曲はレミゼの一幕の最後を飾る超大好きな曲で、本当に盛り上がりが凄かった。
26. From Now On
最後を飾ったのがThe Greatest showmanのこの曲。よく考えたら、別にWest Endでこのミュージカルやってるわけじゃ無いんだよね。でも、歌詞とか華々しさが本当にショーぴったりで、使いやすいんだろうな〜〜〜
てか、歌ってる最中RaminがBen Forsterさんに向かって歌いかけたり、その後恥ずかしそうにしてるの見て心が浄化された。笑
What's waited till tomorrow starts to night,,, tonight...!
ってBenに向かって歌ってんの、、、
可愛いかよ。
好きだよ。。。。。
From Now Onだったけど、最後はGreatest showのサビで最高に盛り上がって終わってしまった。
凄かった!!!
あっという間に撤収!!!
おわった〜〜って余韻に浸っちゃうのが癖なんだけど、終わって出演者がはけた瞬間観客が一斉に席を立って撤収を始める。
みんな早いな!!!
私は通路側だったからめちゃくちゃ急いで撤収しました。笑
勝負はこれから!!Stage Dooring!!
そう、私はStage Dooringをしたかった。(切実)
WestendやBroadwayでは公演後に出待ちをしても許されるという神なシステムがある。
そしてそれは今回も例外ではなく、私は出待ちをすべくStage doorに向かった。
今回はStage doorではなく11番出口を使ってたみたい。
私の人生のBUCKET LISTで、Raminのサインもらう、大好きですって伝えるっていうのがある。
結果として。。。
Raminにはサインもらえなかった。。。!!「今日はありがとうね〜」って言いながらささ〜って帰ってしまった。
でも仕方がないことだろうな〜と思う。
なんせコロナウイルスも問題になってきてる中でいちいちファンの相手するのリスキーだし、何なら今回のイベントも中止される可能性だってあったはず。歌ってくれただけでも大変ありがたいのだ。
でも、他の俳優さんには会うことができた。
まずBen Forsterさん。彼はMusic of the Nightで超優しい声を披露してくださった。
あなたの声めちゃくちゃ優しくて超素敵でした!って伝えられたし、写真とサインまでもらってしまった…ああ神よ。。。
そしてMass Murrayさん。彼女のドナ役は本当に素敵だったから、サインもらえて嬉しかった。。。
そしてMarisha Wallaceさんのサインも貰えた。彼女の歌声本当に素晴らしかったな…
感想〜最後に〜
もともとRamin見たさに申し込んだイベントだったけど、他にも素敵な俳優さんをたくさん知ることができたし、たくさんの素敵なミュージカルや曲まで知ることができた(ちなみに私の今のお気に入りはWaving Through the Windowで、毎日10回は歌ってる)。
ミュージカルって素晴らしいなって思う。生きるパワーが出る。
そして、その裏側には俳優さんやスタッフさんたちの努力があって、だからこそ私たちはこの感動を受け取れるのだと思うとすごく尊い。
最近の衝撃情報
そして!!!
なんとRaminとSierraが9月にオペラ座の怪人の東京公演することがわかった。
…は???(これは夢????)
この二人はオペラ座の怪人25周年公演in Royal Albert Hallで行っていて、このムービーをYoutubeで見て私はRaminにどハマりしたわけなんだけど・・・
え、まじでくるの????神なの?????
私の人生やりたいことリストに入ってる、「RaminとSierraのオペラ座の怪人を見る」がこんなに早く達成されることになるなんて…!!!!
もちろんもう最終日のチケット取りました!!!
うわーーーーーん楽しみすぎるよーーーーーーーーー
この時までにコロナのクソやろうが収束していることを心の底から願ってる。
8:30PM 15th March 2020 寮にて