留学終了の予感
ついに先ほどヨーロッパの感染症危険情報が更新され、
イギリスはレベル0から1に、
それ以外は1から2へと引き上げられた。
レベル2というのは我々交換留学生にとって節目の数字である。
なぜなら、2になった瞬間日本の大学からのプログラム終了のお知らせが届き、
日本への帰国が決定するから。
ドイツがレベル0から1に引き上げられたのは遅くとも3月6日ごろだったとすると(なぜならこの日大学からそのお知らせメールが届いたから)、2に引き上げられるまでにおよそ10日間かかったことがわかる。
つまり、イギリスもどれだけ遅くても10日以内にはレベル2に上がるのだろうし、
何ならいますぐに上がってもおかしくない。
秒読みってやつだ。
2週間後には日本に帰国してて自宅待機してる可能性だって十分あり得るのだ。
何てこった。こんなにすぐにさよならになるなんてわかっていたら、オックスフォードやケントにも遊びに行っときゃよかった。
ミュージカル全部見に行っときゃよかった。
人生何があるか分からないから、やりたいと思った時にやっとかないと損をするということを身をもって知る21歳の冬。
何なら大学からの強制帰国なんて極力応じたくないけれど、もし移動もできない、大学で授業もない、ミュージカルも観にいけない、ボランティアも何もできないとなるとイギリスにいても何もできないということになる。
留学おしまいの予感。
とりあえず、残ってた3キロの米と大量の調味料、お茶パックを消費しなければならない。
昨年の8月末にロンドンにやってきた時にこんな終わり方は想像してなかった。
本当に、人生って何があるかわからない。